自身の防災備蓄失敗談から学ぶ!”心の安心”と”防災用品の適量”を両立する方法
日本の地形や気候上、地震や自然災害の多い場所で暮らす上で「もしもの事態に備えること」が大切で、防災用品の備蓄は欠かせません。
しかし、その”備え”がいつの間にか「不安を解消するための必要以上のまとめ買い」に変わり、モノが増えすぎる原因になってしまうことがあります。
今回は、私自身の過去の災害経験から生まれた必要以上の備蓄と、その克服を通して見つけた“ちょうど良い備蓄の量”についてお話ししていきます。
過去の経験が”不安”を駆り立てる
私は過去に、台風による浸水被害、長時間の停電や断水を二度も経験しました。
さいわい自宅に大きな被害はありませんでしたが、自宅すぐ前の道や田んぼ・畑が川のように水が流れ、納屋が屋根の高さ近くまで浸水し、ほとんどのモノを破棄しないとダメになる状態でした。
納屋の中や通り道に広がっている大量の泥水・木くずをかきだす作業や、破棄するモノを全て、家族総出で数日かけて手作業で行なっていたことを鮮明に覚えています。
社会人になり家を離れてからは、台風や地震の被害をニュースで見るたびに、当時の不安が呼び起こされ「備えなければ」という気持ちがより一層強まるようになりました。
その結果、必要以上に備蓄しないと不安な状態になってしまっていました。
・避難場所に向かうための持ち出し用防災セット。
・自宅で耐えるための備蓄用防災セット。
これらの防災関連の道具だけで、暮らしている空間のなんと4分の1を占めるまでになった時期もありました。
必要以上の備蓄が招いた矛盾
なぜ、そんなにもモノが増えてしまったのか。その原因は「もしも」の時に対する不安要素が強すぎたことにあります。

私は、単純な人数分だけでは足りないと思い込み、家族の人数分の3倍分くらいの水を買い込んだり、非常食をストックしていました。
もちろん、備えがあること自体は大切なことです。しかし、この必要以上の備蓄によって別の問題が起きはじめました。
(1)管理の大変さ
非常食は、無事に使うことなく期限が迫ってくるのが一番良いことなのですが、定期的な入れ替えや消費をするのが非常に大変でした。
期限切れをチェックし、古いものを消費し、新しいものを補充するローテーションに、費用がかかることと、管理をすることに大きなストレスを感じてしまいました。
(2)心の矛盾
モノを減らしてシンプルに暮らしたいのに、不安を解消するためにモノを増やしてしまうという矛盾に苦しみました。
コロナ禍で見えた”買い込み”の心理
災害時だけでなく、この不安による備蓄はコロナ禍の時期にも顕著に現れました。
トイレットペーパーやマスク、薬のように数が制限されたものについてはルールを守って買い物をすることが出来ていましたが、
不安な気持ちから、必要でありそうなモノを何軒かスーパーや薬局をはしごをして、買い揃えてしまったことがありました。
これは「モノが手に入らないかもしれない」という不安を”モノを手に入れる”という行動で一時的に満たそうとする心理の表れだと、今なら理解できます。
[まとめ]”割り切る心”がちょうど良い備蓄につながる
もしものための備えは、もちろん必要なことです。ですが、私はこのリバウンドの経験から“人数分と、少しの予備”だけ備えておいて、あとは割り切れるように気持ちの調整をしていくことも、同じくらい大切なことだと感じるようになりました。
備蓄の目的は”不安をゼロにすること”ではなく「命を守り、数日を乗り切るための最低限を確保すること」です。
今後も不安に感じる出来事は、何回も訪れると思います。
その時に、過去と同じように必要以上の買い込みに走らないために、どのように自身の気持ちと折り合いをつけていくのか。
“買いだめをしてしまいそうになる自分”の傾向に気がついた今、それは私自身の今後の大きな課題でもあります。
最後までお読みいただきありがとうございました。




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